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Salami Rose Joe Louis『Son Of A Sauce!』

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アプレミディ・レコーズの単体アーティスト作品第12弾として、新作『Zlaty Sauce Nephew』も大好評のサラミ・ローズ・ジョー・ルイスのダウンロード&カセットのみで発表されていたファースト・アルバムの世界初CD化となる『Son Of A Sauce!』が6/29にリリースされます。「夢見心地の絶妙な揺らぎ」「最高のベッドルーム・ミュージック」「決して解けない音楽の魔法」「未来を空想した古い童話のような音楽」と次々に讃辞が寄せられ、「2016年のベスト・アルバム」という絶賛の声も上がった、キュートでノスタルジックでスペイシーな彼女の魅力満載の必聴の大名作。「ヒップホップ・エイジに降り立った、未来から来たブロッサム・ディアリー」(by橋本徹)によるレトロな気品漂うシュガー・ヴォイスとファンタジックで精巧なサウンド・メイクに、グルーヴィーなリズムが心地よくマジカルに溶け合う、LA産のハイブリッドでドリーミーな奇跡のローファイ・ポップスです。アプレミディ・セレソンでお買い上げの方にはもれなく(通販含む)、橋本徹・選曲のスペシャルCD-R『2017 Best Selection Vol.3&4』(2枚組)をプレゼント致しますので、お見逃しなく!


Salami Rose Joe Louis『Son Of A Sauce!』ライナー(松林弘樹)

「この『son of a sauce!』は、サラミ・ローズ・ジョー・ルイスの秘密の日記を公開するつもりで作ったの。コマーシャルな商業主義的音楽に、反旗を翻すためにね!」

およそ15年前、レイ・ハラカミのレッド・カーブが銀河に発した16小節を、平行世界の惑星に住む女の子が、柔らかな宇宙の色をつけて返信してきた。ノスタルジックなシンセ音とウィスパー・ヴォイスで始まる「slow dance revisited in honor of cosmic」を聴いた途端にそう感じ、瞬時にこのアルバムが愛おしく思えた。

ここで紹介する、サラミ・ローズ・ジョー・ルイスのデビュー・アルバム『son of a sauce!』は、この日本盤が世界初CD化となる。この快挙に至る”はじまりの場”に自分が居合わせたことも、少しお話しなければいけないだろう。

”はじまり”は、2016年の師走、その年のベストだと思う曲をかけ合うイヴェントが、橋本徹さん主催で渋谷のカフェ・アプレミディにて行われた。参加者であった僕も、2016年に聴いて感銘を受けた曲を30曲ほど持っていった。そこに同じく居合わせた、国分純平さんが持ってきたある一曲が、アプレミディにいた参加者を含めたお客さんたちを熱狂させた。その一曲こそが、サラミ・ローズ・ジョー・ルイスのデビュー・アルバム『son of a sauce!』に収録された「crawwee」であったのだ。時代を越えて人々に愛される音楽を、ブレることなく常に我々に提示してきた橋本徹さんがその場にいたからこそ、今回のサラミ・ローズ・ジョー・ルイス作品の初CD化となったわけだ。『son of a sauce!』に先がけて、サラミからの通信スペクトルを、日本で真っ先に受け取った張本人である国分純平さんがライナーノーツを執筆した、最新作『Zlaty Sauce Nephew』が発売されている。

サラミ・ローズ・ジョー・ルイスのデビュー作となるこの『son of a sauce!』というアルバム。アメリカでは、Hot Record Societe(HRS)からデジタル音源とカセット・テープでリリースされた。サラミ・ローズ・ジョー・ルイスとはどのようなミュージシャンなのか、まずは彼女のバックグラウンドから紹介をしよう。

サラミ・ローズ・ジョー・ルイスは、米カリフォルニア州サンディエゴ出身の女性シンガー・ソングライター兼マルチ・インストゥルメンタリストの、リンゼイ・オルセン(Lindsay Olsen)によるソロ・プロジェクト名義。この不思議なアーティスト・ネームやプロジェクトのアイディアについて、リンゼイに説明してもらった。

「私がまだ母親のお腹にいたころ、3歳になる姉に両親は、これから生まれてくる子に名前をつけてくれないかと尋ねたそうです。幼い姉はその当時サラミが大好物だったり、お花が、特にバラがとても好きだったらしく、咄嗟に”Salami Rose”って名前がいい! と言ったそうです。そこから、家族はみんなで私のことを”サラミ・ローズ”ってアダ名で呼ぶようになったの。しばらくして友達と音楽を始めるようになったとき、今度は友人のひとりが”ジョー・ルイス”ってニック・ネームをつけてくれて。二つのニック・ネームとも、年齢を重ねた今じゃ理由なんてなくなってるに等しいんだけど」

『son of a sauce!』も『Zlaty Sauce Nephew』も、ジャケット・アートワークが魅力的であり、一貫性のあるコラージュ作品になっている。ジャケットに写っている少女は、2作品ともサラミ本人だ。

「ジャケット・アートワークはサラミ・ローズ・ジョー・ルイスの起源を表現した物語になってるの。幼いサラミが、ひと組のスリッパに誘拐されます。そのスリッパが別の巨大な銀河系のクッキーに誘拐されるんです。でもそのあと、大きくなったサラミが誘拐したクッキーを、銀河系もろとも食べてしまうっていう、無限ループなお話です」

サラミ・ローズ・ジョー・ルイスの作品は、曲名や歌詞にしても宇宙と関連づけられたものが多い。カリフォルニア大学サンタクルーズ校に進学したサラミは、宇宙科学を専攻している。

「両親はよく、サラミは別の銀河系から来た可能性があるんじゃないかって、私に言ってました。今はまだそれが事実か掴めないけど、もう少し研究が進んだら、私がどこから来たのか判明するかもね!」

「i miss you so」や前出の「crawwee」に代表されるように、楽器のアンサンブルとメロディー・ラインは生々しく、ビートはジャストなタイミングでエディットされていても、絶妙なグルーヴがキープされているような楽曲性の高い構成。『son of a sauce!』は、サラミ自身が全ての楽器を演奏し録音して完成させている。収録曲全てに感じるジャンルをシームレスに横断していく素養は、サラミの学生時代に培われていた。

「高校に通いだしてすぐ、親友たちと "フォース・フェド・エレクトリシティー"というパンク・バンドを始めたの。そのバンドでは恐竜や魔法のことについて歌ったりしてたんです。 そのあとに校内の別のバンドで "The Feet"というパンク・バンドに、ミックスで参加したりバンド用に曲を書いて提供したり、演奏もしました。大学に進学してからは、ジャズとピアノに夢中になりました。ジャズとピアノに恋したんです! 大学内にあるピアノの練習スタジオに入り浸り、ピアノでの作曲を始め、たくさん書きました。そして、コードと和声の勉強を取り憑かれたようにしました。ジャズは無限の音楽で、銀河を飛び越えた存在です。 リズムや感情だけでなく、広大で膨大なアイディアを音で伝える方法、それがジャズだと思います」

幼い子供時代から、アート・テイタムやエロル・ガーナーなどのジャズ・ピアニストに慣れ親しんでいたサラミではあったが、もっともピアノの練習に没頭した大学在籍期間中の経験が、『son of a sauce!』に活かされていることは言うまでもない。しかし、この絶妙な揺らぎのあるオールド・タイミーな楽曲にはジャズの影響だけでなく、ファンクやレゲエ、ロック、そして最新のビート・ミュージックからのインスパイアも感じられる。

「初恋はレゲエ。小学校時代はボブ・マーリー、バーニング・スピア、ピーター・トッシュに夢中で。よく口ずさんでいたのはボブ・マーリーの「Chances Are」だったの。10代の頃のヒーローは、エロル・ガーナーやステレオラブ、そしてキャプテン・ビーフハートよ」

「captain b. heart escapes into the night」という曲名を付けるほど、キャプテン・ビーフハートの大ファンだったサラミ。

「好きなアルバムは『Spotlight Kid』、特に「Kiss Me」のアウトテイクが大好きです。キャプテン・ビーフハートは野生的で、恐れがなく、挑戦的な自由があるのと同時に、親しみやすさもあるところが好きなんです」

最近のお気に入りはカルト・ポップ・マエストロのR. Stevie Mooreや、レーベルメイトのPacific Yew、オークランドのプロデューサーChefleeの作品に非常に影響を受けているらしい。Chefleeは、『Zlaty Sauce Nephew』にトラックを提供しており、サラミの熱烈オファーを受けての参加だったのだろう。

サラミの楽曲の根幹は、「trilogy」や「rain jacket over puddle」、「to take and to wander」のように、ピアノやシンセの深みのある暖かい鍵盤の音色であるが、作曲の際は、どのように曲を構成していっているのだろうか。

「ピアノ、ギター、mpcドラムパッドが、主に使用する楽器です。サンプリングの世界には、まだ足を踏み入れていませんが、実はそれが次の目標なんです。私は通常、ピアノのコードの組み立てから始めていきます。それからソラで歌ったりメロディーを弾いたりしながら、ドラム・サウンドを構築していくの。まあ、時にはコンポーズの順序が変わることもあるけどね」

「losing sleep over the cretaceous」や「i used to think i knew」ではベース・ラインが基調とされている。このように、メロディーとビートが巧く補完しあうデリケートな構造のトラックには、ロサンゼルスを拠点に活躍するLow End TheoryやBrainfeederによる、最新ビート・ミュージックへのサラミ流の目配せと愛情が垣間見える。

「彼らのビート・ミュージックは大好きだし、尊敬しているわ! 私は彼らのように、今よりもっとビート・メイキングが巧くなりたいと思っているの」

「slow dance revisited in honor of cosmic」や「business」、「save my soul」は、レゲエ&ダブ的な構造の音響やトーンにも関わらず、特定のジャンルを感じさせない。むしろ、音楽的な広がりがより強調されて聴こえるのは、歪(いびつ)ではあるがサラミの楽曲性にオリジナリティーを与えているミキシングの妙だ。プリミティヴに聴こえるビートも、サラミのクルーナー・ヴォイスがジャズ的に乗るヴォーカルに、生演奏感を際立たせる上モノのメロディーをミックスすることによる歪な位相。われわれ聴き手のリスニング環境に、すんなり馴染んでしまう不思議な音のダイナミズムがある。

「私はまだ、ミキシングのための自分なりの方程式を持っていないから、ヴォーカルやビートの定位に今も不安を感じているの。でも、そういうところを注目してくれるのはとても嬉しいわ。私は歌が良く聞こえるようにミキシングしているし、 出来る限り空間的な音作りをしようと心がけています。 一番恐れていることは、出来上がったものがイケてない、冴えないトラックになってないかっていうことね」

キュートなウィスパー・ヴォイスでありながら、瑞々しく、ときにコンシャスなヴォーカル・スタイルには、気品とサウダージ感も漂わせる。声を多重録音させて多層的にトラックに重ねるコーラス・ワーク。自身のヴォーカルをナチュラルに響かせるスタイルとは真逆で、昨今のオートチューンやプリズマイザーを使用した加工とも違う。ユニークな個性をデビュー作から披露するサラミに、好きな歌手/ヴォーカリストを訊いてみた。

「ボブ・マーリーとキャプテン・ビーフハートはもちろん。グラディス・ナイトやエディー・ケンドリックスに代表されるソウル・ヴォーカリスト、レティシア・サディエールとエリス・レジーナ、そしてルイ・アームストロング。数え切れないほど多くの歌手に影響を受けているわ」

『son of a sauce!』『Zlaty Sauce Nephew』と2枚続けてリリースが進んだサラミ・ローズ・ジョー・ルイス。彼女はこの2枚のアルバムを携えて、日本でライヴ公演を行うことを切望している。

「私のいる銀河の果てまでサポートしてくれて、どうもありがとう! 日本の皆さんの耳に届いたと知って、とても嬉しく思っています。『son of a sauce!』に取りかかる前、私はロサンゼルスのいくつかのバンドやグループに曲を書いたり参加したりしましたが、どれもコマーシャリズムにまみれていて、音楽産業に幻滅しそうになっていました。そんな状況に立ち向かうために、私は自分の中に閉まってあった秘密の日記である『son of a sauce!』を公開することにしたの! このアルバムを聴いてくれたあなたが何かを感じることで、私はこれからも、今よりもっとたくさんの音楽を書ける気持ちになれるわ。この『son of a sauce!』で、あなたの一日が、驚きとインスピレイションに満ち溢れた素敵な日になりますように」 

ベッドルームで過ごす、何気ない日々に寄り添うサラミ・ローズ・ジョー・ルイス『son of a sauce!』は、銀河の果てへ音楽を届ける想いが綴られた日記の、最初の1ページである。
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