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CARLOS AGUIRRE『ORILLANIA』

通常価格(税込): 2,700
販売価格(税込): 2,700
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カルロス・アギーレ『Orillania』をより深く味わうための「Toru II Toru」的10枚
Selection & Text by Toru Hashimoto (SUBURBIA)

〈1〉モノ・フォンタナ『Cribas』
〈2〉フアン・キンテーロ&ルイス・ベシェッチ『Cartas Al Rey De La Cabina』
〈3〉ホルヘ・ファンデルモーレ『Pequenos Mundos』
〈4〉セバスチャン・マッキ=クラウヂオ・ボルサーニ=フェルナンド・シルヴァ『Luz De Agua』
〈5〉キケ・シネシ『Danza Sin Fin』
〈6〉モニカ・サウマーゾ『Alma Lirica Brasileira』
〈7〉フランチェスカ・アンカローラ『Lonquen - Tributo A Victor Jara』
〈8〉スピネッタ『Estrelicia: MTV Unplugged』
〈9〉V.A.『bar buenos aires - dedicated to Carlos Aguirre』
〈10〉V.A.『美しき音楽のある風景〜素晴らしきメランコリーのアルゼンチン』

〈1〉のモノ・フォンタナは、『Orillania』のオープニング曲にしてハイライトのひとつ「海を見つめる男」で、ドビュッシーやムソルグスキーのフレーズを交えながら、すぐに彼とわかるメランコリックかつアブストラクトなピアノを聴かせてくれる。ガット・ギター弾き語り+詩の朗読の〈2〉のアカ・セカ・トリオのフアン・キンテーロと、カルロス・アギーレのシャグラダ・メドラからのリリース〈3〉のホルヘ・ファンデルモーレは、アルゼンチンの詩人フアン・L.オルティスへのオマージュとも言える「ちっぽけなフアン」で共演。カルロス・アギーレは、「フアネル(フアン・L.オルティス)がこの我々の日常的風景を限りない美しい川に変えるためのレンズをくれたんだ」というワルテル・エインセの言葉を引用している。〈4〉はそのフアン・L.オルティスの詩を、まさに“心の調律師”のようにたおやかなサウンドに包んで伝える、僕がアルゼンチン音楽に決定的に魅了されるきっかけになった大名盤。
5月にカルロス・アギーレとの来日公演も予定されている名ギタリスト、キケ・シネシの〈5〉は、両者の共演「Seres Verdad?」「Danza Sin Fin」の美しさが筆舌に尽くしがたい。『Orillania』では、盲目のブラジリアン・シンガー、グラストン・ガリッツァが歌う「岸辺の遭難者」などで、匠のプレイを聴かせる。「朝一番の鳥たちとともに」でリード・ヴォーカルをとる〈6〉のモニカ・サウマーゾの歌声にも聴き惚れてしまう。シコ・ブアルキ集でも知られる彼女だが、最新作ではヴィオレータ・パラやヴィラ・ロボスからジョビンやヴィズニッキまでのレパートリーの中で、桃源郷のような「Cuitelinho」に陶然とした。ヴィクトール・ハラに捧げた〈7〉のフランチェスカ・アンカローラは、カルロス・アギーレと子供たちのための歌を吹き込んだ共演アルバムでも知られるチリの女性シンガーだが、『Orillania』での「君の名前の魔法」におけるエモーショナルな歌唱には特に引き込まれる。コロンビアのアントニオ・アルネードによるソプラノ・サックスも素晴らしい。今回のアルバムは、ポップな躍動感あふれる楽曲の輝きも新機軸として見逃すことはできないが、「Toru II Toru」では、フルートのルイス・バルビエロ、ピアノ(フェンダー・ローズ)のセバチャン・マッキ、フレットレス・ベースのフェルナンド・シルヴァら、アギーレ・ファミリーで固めた「光の魚たち」のような地味ながら深く心に染みてくる作品を中心にかけたいと思っている。カルロス・アギーレやホルヘ・ファンデルモーレを好きな方には、やはり彼ら3人がサポートするコキ・オルティスの『En Grupo』や『Parece Pajarito』も聴いてもらいたい。
最後の3枚は、追記として。訃報がとびこんできたばかりのルイス・アルベルト・スピネッタの傑作群の中から、カルロス・アギーレはアルメンドラのメロウ・スピリチュアルな名曲「Laura Va」(まるでサラヴァの音楽のようだ)をトリビュート盤でアコースティックにカヴァーしているのが彼らしい。ここでは、ジャケットには気が引けるが内容は申し分ない1997年のMTVアンプラグド〈8〉を挙げておく。『Orillania』同様、モノ・フォンタナのピアノが効いていて、「Laura Va」の再演は、イントロのストリングスから胸が熱くなる。〈9〉は昨年末に出たカルロス・アギーレ・トリビュート・コンピで、僕の友人たちが選曲。シャグラダ・メドラの音源やカヴァー曲・共演曲などを集めていて、通奏低音はやはりメランコリー。〈10〉は一昨年春に作ったコンピレイションで、僕の惹かれる“歌心あふれる”アルゼンチン音楽の集大成にして出発点。そう、楽器演奏にもあふれる歌心。カルロス・アギーレ以外の名作ばかり、セバスチャン・マッキやアンドレス・ベエウサエルト(アカ・セカ・トリオ)、モノ・フォンタナやアレハンドロ・フラノフを中心に編んだが、これまでに選曲した編集盤の中でも、静かだが最も熱い反響が続いている(先日、二子玉川の美味いトンカツ屋でかかっていて、店主に声をかけられたのには驚いた)。ランブル・フィッシュ/フアン・ステュワート/ウリセス・コンティ/ダリオ・リポヴィッチを含む“素晴らしきメランコリーの世界”シリーズの『ピアノ&クラシカル・アンビエンス』『ギター&フォーキー・アンビエンス』と併せて聴いてほしい。
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