アプレミディ・セレソン/商品詳細ページ

CATIA / CATIA CANTA JOBIM
カチア、ジョビンを歌う──前2作が爆発的ヒット&ロングセラーとなった、橋本徹 (SUBURBIA) がプロデュースを手がけるリオ出身パリ在住のフレンチ・ブラジリアン・シンガーの待ちに待った第3弾は、アントニオ・カルロス・ジョビン生誕80周年の2007年を飾る記念碑としてこれ以上相応しいものはない、選曲、参加アーティスト、アレンジ、そしてカチアの慈愛に満ちた深みのあるまろやかな歌声、そのすべてが最高で上質な芳香と光彩を放つジョビン・カヴァー集。カチアの故郷リオ録音による本作には、ピアニスト/アレンジャーのアントニオ・アドルフォの声かけによって、エリス・レジーナの名盤『ELIS REGINA IN LONDON』に参加した腕利きのミュージシャンたちが集結し、ロベルト・メネスカルも円熟のギター・プレイを披露。ふくよかな音の余韻に街の情景が浮かび上がってくるような、リオの空気をたっぷりと吸い込んだアンサンブルに、身も心も溶け出しそうになる至福の一枚となった。イントロの穏やかなピアノの旋律が流れだした瞬間、暖かな光が射し込んで“波”のように輝きが広がっていく♯1、アプレミディ・クラシックとして絶大な人気を呼ぶ、室内楽の優雅なメロウネスさえたたえた瑞々しい求愛の歌♯2、ヴィロードのような繊細さと軽快な躍動感で紡がれるジャズ・ボサ♯3、柔らかな哀感を奏でるメロディーが心地よくスウィングするリズムにしなやかに馴染んだ♯4、月明かりに照らされる夜の波のような揺らぎに優美に包まれる♯5、ゆったりと詩情豊かに綴られる、雨上がりのような爽快感と気品が漂うワルツタイムの絶品♯6、絵画のような深い陰影が刻み込まれた、クラシカルかつモダンな印象派的な響きに魅せられる♯7、霧にけむる湖面のような静寂から香る夢のようなメロディーが美しい♯8、大空を鮮やかに舞い上がるような清々しさが広がるリオ讃歌♯9、音符が楽しそうに踊りだすパーカッシヴなアレンジが新鮮な♯10、目覚めの清らかな朝に澄んだ空気を運んでくる甘い微風のような♯11、そして、エンディングを恋のときめきとセンティメントで満たすメランコリックな♯12まで、まるで使い込んだ家具のように聴き込むほどに深い味わいが増してくる、永遠に聴き続けていたい名盤の誕生。